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★参考文献
 
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地下鉄セントラル線バンク駅の前には,その名の通りイングランド銀行(博物館)がある。このほか旧王立取引所及びロンドン市長の公邸マンション・ハウスも隣接して建っているため,バンク駅周辺はシティを観光する上で見逃しがたいスポットとなっている。
 この日,バンク駅の前を2回通った。1度目は,ギルドホールからロンドン大火災記念塔へ歩いていく道すがら。プリンス・ストリート(Prince's St)からキング・ウィリアム・ストリート(King William St)へ抜けるときに,バンク駅の交差点を横切った。
 2度目は,ロンドン塔方面から歩いて,スイス・リ本社ビル(ガーキン)やロイズ・オブ・ロンドンなど,シティの高層ビル群の中を通り過ぎたあと,バンク駅から地下鉄に乗るために。このときは,コーンヒル(Cornhill)から旧王立取引所の横へ出て,旧王立取引所前の入り口から駅へ下りた。
 プリンス・ストリートを南下すると,正面にコリント式円柱の並ぶ堂々とした建物が見えてくる。ロンドン市長の公邸マンション・ハウスである。
 1739年〜1752年に建築家ジョージ・ダンス父(George Dance the Elder)によって建てられたパラディオ様式の建物だ。勿論中を見学することなどはできない。
※写真をクリックすると解像度の高い写真の全体像が見られます。一部のサムネイルは切り取ってあります。
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 Mansion House Panasonic LUMIX DMC-FX33 
Fujifilm FinePix S2 Pro Nikon D200  | ||
 
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バンク駅の交差点は六叉路とも七叉路とも呼べるほど複雑で広いが,交差点を挟んでマンション・ハウスと向かい合うようにして,やはりファサードにコリント式円柱が並ぶローマ風の建物がある。こちらは旧王立取引所で,Threadneedle Street を挟んで横にイングランド銀行博物館が建っている。
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 Royal Exchange and Bank of England Fujifilm FinePix S2 Pro 
Nikon D200  | ||
 
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一通り写真を撮ると,私たちはキング・ウィリアム・ストリートをテムズ川方面へ向かって南下した。
 ほどなくロンバード・ストリートとの三叉路があり,三叉路の真ん中には,ちょっと目を引くバロック式デザインの建物。セント・メアリ・ウールノス教会という英国国教会の教会で,クリストファー・レンの弟子ニコラス・ホークスムアが設計を行った建物だそうだ。
 知識が無くとも,いわれのある立派な建物は目についてしまう。何某かの風情が備わっているのだろう。
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同日午後。ロンドン塔やタワーブリッジを訪れた後に再びバンクへ戻ってきた。シティの高層ビル群を通り抜け,コーンヒルを西へ進むと,旧王立取引所の横へ出る。
 旧王立取引所は,1566年に設立された証券取引所。
 1571年にエリザベス1世によって王立の指定を受け,その後400年以上も世界の商業取引の中心地として栄えてきた。設立者は「悪貨は良貨を駆逐する」の名言で知られるトーマス・グレシャム(Thomas Gresham, 1519-1579)で,前の広場にはナポレオン軍の大砲を解かして作ったウエリントン将軍(Duke of Wellington1769-1852)の騎馬像が立っている。
為替取引所としての機能を終えた建物は,2001年にショッピングモールとして再出発し,中には高級ブランド店が並んでいるそうだ。
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 Royal Exchange Panasonic LUMIX DMC-FX33 
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ウエリントンの騎馬像下から眺めると,旧王立取引所と隣のイングランド銀行博物館が一度に視野に入り,何とも豪華な風景になる。威風堂々とはこのような雰囲気を呼ぶのだろう。そんな印象を受けた。
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 Royal Exchange and Bank of England Museum Panasonic LUMIX DMC-FX33 
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 ほんの2,3分ほど旧王立取引所前の広場を歩き回り,私たちは地下鉄バンク駅の階段を下りた。
 今回の旅行で見るシティの風景はこれが最後。階段を下りながら,名残惜しくて何度も何度もイングランド銀行と王立取引所を振り返ったのだった。
外部リンク
 ・シティ・オブ・ロンドン - Wikipedia
 ・London Wall - Wikipedia, the free encyclopedia
 ・GUILDHALL | London
 ・City of London
 ・イングランド銀行 - Wikipedia
 ・Bank of England|Home
 ・Mansion House, London - Wikipedia, the free encyclopedia
 ・マンションハウス (ロンドン) - Wikipedia
 ・The Royal Exchange
 ・Royal Exchange (London) - Wikipedia, the free encyclopedia
 ・トーマス・グレシャム - Wikipedia
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